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平成25年5月31日 青森県産トンネル大根、入荷本格化

 
 
 いよいよ青森県産トンネル大根の入荷が本格化。本日の入荷はまだ
2トンですが、これからは日々増量し、6月中旬には100トンを超える入荷となります。


 先行産地の千葉県産の切り上がりが早まっており、京浜地区からの注文が増えてきているようです。播種後の低温で生育遅れが懸念されましたが、今のところは平年なみの順調な入荷が見込まれます。品質も良好です。

 昨年はシーズン通して価格が低迷し、農家の生産意欲の低下が気がかりです。作付面積もやや減少しているようです。極端な高値は望みませんが、再生産可能な価格が持続することを期待しています。


 
平成25年5月28日 運動会のお弁当に!Bネマガリダケ

 
 
青森県でタケノコといえばこれ。根元が弓状に湾曲することから「ネマガリダケ」と呼ばれます。もちろん山から採ってきた天然物。県外では「ササダケ」や「ヒメタケ」というところもあります。孟宗竹の北限は山形県といわれ、青森県では自生しません。したがって青森県では孟宗竹を生から茹でて食べる習慣はなく、4月に静岡県産や茨城県産の孟宗竹が入荷すると買い手を探すのに苦労します。

 生のネマガリダケは今の時期にしか食べられない青森の初夏の食材です。アクがないのでそのまま汁の実や煮物にします。さっとゆでて味噌マヨネーズで食べても美味。皮ごとアルミホイルに包んで蒸し焼きにすると野趣あふれる逸品になります。

 そして運動会に欠かせないのが「炒め物」です。豚肉、糸こんにゃくといっしょに炒め、酒と醤油で味付けして煮含めた「豚肉炒め」は、青森県民のソウルフードです。青森では運動会のお弁当のおかずの定番中の定番です。子どもの頃は、どこの家庭のお弁当にも必ず入ってました(断言します)。冷めて豚肉の脂身が白く固まり、味付けはちょっとしょっぱめ、家で食べるときはあまり魅力のないおかずですが、一汗かいて外で食べる運動会のおかずとしては最強でした。

 卸売市場へは皮付きのまま出荷されることが多いですが、画像のように皮を剥いて袋詰めしたものもあります。タケノコの皮むきは手間がかかるので、剥いた物を好む買い手も少なくありません。以前は、剥いたものを茹でた「茹でタケノコ」の入荷もありましたが、JAS法の改正により加工食品の品質表示が義務化され、平成20年に適用範囲が拡大されてからは実質的に出荷が不可能となりました。

 タケノコや山菜などの出荷者の多くは、野生のものを採取した個人(その多くは農家)なので、規模も零細ですし専用の加工施設もありません。いわば、農家が小づかい稼ぎに出荷するというのが一般的です。

 JAS法では野菜(山菜類を含む)の加工食品には名称、原材料名、内容量、賞味期限(消費期限)、保存方法、製造者の氏名等の表示が義務付けられています。この中で「消費期限(品質が急速に劣化しやすく製造後速やかに消費すべきもの、製造日よりおおよそ5日以内)」がネックになっているのです。消費期限は製造業者が自ら設定できることになっていますが、それには科学的、合理的根拠が必要とされています。つまり、茹でたタケノコは1日で痛むということが経験則としてわかっていても、それを微生物試験や理化学試験によって品質の経時劣化を数値化し客観的な指標としなければならないのです。さらに食味や風味などの主幹的な指標であっても官能試験等により客観化することが求められています。とてもじゃありませんが、農家のおじいさんやおばあさんにできる仕事ではありません。

 こうして卸売市場から農家が手作りしたネマガリダケの「茹でタケノコ」が消えてなくなりました。「煮ワラビ」「煮フキ」も同様です。ちょっと寂しいですね。


 
平成25年5月23日 運動会のお弁当に!Aアメリカンチェリー

 
 
 青森の運動会で欠かせない果物といえばアメリカンチェリー、通称アメチェですね。産地は米国のカリフォルニア州、国産さくらんぼに先駆け、5月から6月に集中的に航空便で輸入されています。平成3年の牛肉オレンジ自由化の翌年に輸入期間の制限が撤廃されてから爆発的に輸入が増えました。国産品とは出回り時期が異なるため競合せず、住み分けがなされています。


 現在は国産果実の端境期。卸売場には、出荷終盤のイチゴ、デコポンやサンフルーツなどの貯蔵ものの晩柑類、早出しのハウス栽培となるメロンや西瓜などがチラホラ並ぶぐらいで、一年でもっとも国産品の入荷が少ない時期となります。必然的にこの時期は輸入果実のウェートが高くなるのです。バナナやパイン、オレンジ、グレープフルーツ、キウイなど周年供給されている輸入果実が俄然、存在感を増してきます。

 アメチェの主力品種は「ビング」で9割を占めています。暗紅色で粒が大きく食べ応え十分。酸味が少なく濃厚な甘みが持ち味ですね。今年は産地が天候に恵まれ、作柄は極めて良好、出荷のペースは早いようです。肝心の卸売価格ですが、今の時期としては平年よりも2?3割高めとなっています。円安の影響ばかりではないようです。台湾やシンガポールなど東南アジア諸国での需要が伸びて国際価格が上昇し、日本の商社が買い負けているみたいです。

色どりよく、屋外でも食べやすいため、運動会のお弁当のデザートにはうってつけ。今週末が青森市内の小学校の運動会の1回目のピーク。多くの小売店では売場を広く取って売り込みに力を入れています。もちろん、少量よりは大容量のものが割安です。


 
平成25年5月21日 運動会のお弁当に!@アスパラガス

 
 
ようやく青森県産アスパラの入荷が増えてきました。低温の影響で生育が遅れていましたが、先週末の好天で一気に伸びたようです。入荷増により高値安定だった卸売価格も平年並みに近づきつつあります。

アスパラに含まれる「アスパラギン」は疲労回復に効果があるとか。運動会のお弁当にはもってこいです。

アスパラは鮮度が命。新鮮で軟らかい今が旬の青森県産アスパラ、ぜひ召し上がってみてください。



平成25年5月7日 青森県産ハウスだいこん入荷スタート

 

 連休明けてから桜の見ごろを迎えた寒い春ですが、青森県産だいこんの入荷が平年どおり始まりました。

 ご覧のとおり品質は上々、ハウス栽培品らしく肌のツヤ、葉のハリとも素晴らしい仕上がりになっています。問題は、次作のトンネルだいこんの生育状態です。低温続きの影響が出なければいいのですが…




平成25年5月3日 山菜の競売


  
 世間は今日までお休みですが、中央卸売市場は条例上、年末年始を除いて4連休が許されていないため、今日から営業再開です。

 連休明けで山菜類の入荷が多くなっています。一部に栽培品もありますが、ほとんどが山から採取してきた天然ものです。規格や品質がまちまちなので、すべて競売で価格を決めます。




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